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建築キュレーションの視座
──越境するメディウムと実践

多様なメディウムを横断し、建築と社会の関係を編み直す「建築キュレーション」。本講座では、建築家、アーカイブズ専⾨家、領域を越境する実践者など、多様な⽴場から展開されるキュレーションの役割と意義を学びます。 各講師の視座から⾒える課題と可能性を紐解きながら、建築がより公共的で社会的な存在であり続けるための⽅途を探索する連続講座です。

建築

企画/メンター:川勝真一(建築キュレーター、CoAKディレクター)

建築分野における展覧会、参加型ワークショップ、都市リサーチなどに取り組む。2024年に京都・下鴨に「けんちくセンターCoAK」を設立し、展覧会にとどまらない建築キュレーションの可能性を探っている。

講座内容

第1回:建築キュレーターとは誰か

講師|太田佳代子(建築キュレーター/編集者)

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開催日|2026年10月8日(木)18:00-20:30

会場|京都芸術センター ミーティングルーム2

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展覧会やメディアを通して、建築と社会の接点を構築していく建築キュレーション。それを支える建築キュレーターとは誰なのか。世界各地での建築展をはじめとしたキュラトリアルな実践を通してその姿に迫る。

2014年ヴェネチア・ビエンナーレ建築展日本館 Photograph by Keigo Kobayashi カナダ建築センターの東京発プロジェクト「CCA c/o Tokyo」ローンチ、2018年<br>Photograph by Hayat Bokabayashi. © CCA

(左)(上)2014年ヴェネチア・ビエンナーレ建築展日本館 Photograph by Keigo Kobayashi

(右)(下)カナダ建築センターの東京発プロジェクト「CCA c/o Tokyo」ローンチ、2018年 Photograph by Hayat Bokabayashi. © CCA

第2回:建築アーカイブズと向き合う

講師|藤本貴子(建築アーキビスト、法政大学)

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開催日|2026年10月30日(金)18:00-20:30

会場|京都芸術センター フリースペース

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国や大学を中心に建築物や建築家の資料を体系的に保存・整理したアーカイブズの整備が進められている。建築にまつわる図面や模型、活動記録などを残すことの意味とは。またアーカイブズの活用や教育が拓く建築実践の可能性を問う。

ゼミで制作した大江宏建築の部材を活用した机 アーカイブズの収蔵庫

(左)(上)ゼミで制作した大江宏建築の部材を活用した机

(右)(下)アーカイブズの収蔵庫

第3回:建築、批評、展覧会

講師|塚本由晴(アトリエ・ワン/東京科学大学大学院教授、博士[工学])

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開催日|2026年11月20日(金)18:00-20:30

会場|京都芸術センター ミーティングルーム2

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建築家によるインスタレーションと、建築家によってキュレーションされた展覧会。そこにはどのような差異があるのか。また現代の建築実践においてキュラトリアルな思考が、いかなる意味を持ちうるのかを検討する。

「日本の家 1945年以降の建築と暮らし」[アドヴァイザーとして参加](東京国立近代美術館、2017年) 「How is Life? 地球と生きるためのデザイン 」(ギャラリー間、2022年)

(左)(上)「日本の家 1945年以降の建築と暮らし」[アドヴァイザーとして参加](東京国立近代美術館、2017年)

(右)(下)「How is Life? 地球と生きるためのデザイン 」(ギャラリー間、2022年)

第4回:建築展という敷地

講師|本橋仁(キュレーター)

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開催日|2026年12月10日(木)18:00-20:30

会場|京都芸術センター ミーティングルーム2

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一般的に建築の展示において、建築そのものが展示されることは珍しい。では、美術館や展覧会という枠組みにおいて、建築はいかにして自らを公衆の前に姿を現し得るのか。展覧会という場だからこそ展開可能な建築の姿を思考する。

路上観察学会の40周年を機会に、展覧会からシンポジウムまでを2年かけて実施してきた。 撮影:岡本茉莉 《バイオマス・マクベス》上演風景[企画を担当] 撮影:瀬尾憲司

(左)(上)路上観察学会の40周年を機会に、展覧会からシンポジウムまでを2年かけて実施してきた。 撮影:岡本茉莉

(右)(下)《バイオマス・マクベス》上演風景[企画を担当] 撮影:瀬尾憲司

第5回:ジェンダーから考える建築とキュラトリアル実践

講師|根来美和(キュレーター)

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開催日|2027年1月14日(木)18:00-20:30

会場|京都芸術センター ミーティングルーム2

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近年、男性中心主義的な建築の歴史がみなおされ、数多くの女性建築家の功績や取り組みが明らかになってきた。こうしたジェンダーをめぐる問いのみならず、労働や植民地など、建築をめぐる政治的な状況にキュレーションはいかに対応しているかを学ぶ。

アン・マッシー著『女性たちのデザイン』(ビー・エヌ・エヌ、2026年)日本語版特別寄稿 連載「改めて、ジェンダーから建築を考える」(建築討論、2023年)

(左)(上)アン・マッシー著『女性たちのデザイン』(ビー・エヌ・エヌ、2026年)日本語版特別寄稿

(右)(下)連載「改めて、ジェンダーから建築を考える」(建築討論、2023年)

第6回:アジアにおける建築&デザインコレクションの試み Cross Jam

講師|横山いくこ(シニアキュレーター、デザイン&建築部門統括 / M+ 香港)

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開催日|2027年2月13日(土)13:00-14:30

会場|京都芸術センター 講堂

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アジアで最大規模の建築・デザイン部門を擁する香港のM+。そこでのコレクション形成からさまざまなキュレーション活動を踏まえ、国際的な視野で捉えた建築キュレーションの動向や課題を理解し、この先に向かう足がかりを見出す。

Installation view of Guo Pei: Fashioning Imagination, 2024 Photo: Dan Leung courtesy of M+, Hong Kong Story Vases by Front<br>Image courtesy of Editions in Craft, 2011

(左)(上)Installation view of Guo Pei: Fashioning Imagination, 2024 Photo: Dan Leung Image courtesy of M+, Hong Kong 

(右)(下)Story Vases by Front Image courtesy of Editions in Craft, 2011

講師紹介

太田佳代子

太田佳代子建築キュレーター/編集者

CCAカナダ建築センター、ハーバード大学大学院などを拠点に、日本の建築の課題と創造的な試みを国際的な議論に乗せる活動を行ってきた。OMA-AMOキュレーター、「DOMUS」副編集長を経て、2014年ヴェネチア・ビエンナーレ建築展日本館コミッショナー。2022年日本建築学会文化賞。

藤本貴子

藤本貴子建築アーキビスト、法政大学

法政大学デザイン工学部建築学科専任講師。博士(文学)。磯崎新アトリエ勤務後、文化庁新進芸術家海外研究員として米国・欧州の建築アーカイブズで研修・調査。文化庁国立近現代建築資料館建築資料調査官、法政大学デザイン工学部建築学科教務助手を経て、現職。近現代建築アーカイブズの理論・手法・実践に関する研究を行う。

塚本由晴

塚本由晴アトリエ・ワン/東京科学大学大学院教授、博士[工学]

1965年神奈川生まれ。貝島桃代と1992年にアトリエ・ワンの活動を始め、建築、美術、教育をまたいで幅広い活動を展開。ふるまい学を提唱して、建築デザインのエコロジカルな転回を推進し、建築を産業の側から人々や地域に引き戻そうとしている。2022年Wolf Award Architecture Laureate. 2026年Daylight Awards Architecture Laureate. 2019年から千葉県鴨川市釜沼北集落の里山再生に取り組み、一般社団法人「小さな地球」共同理事を務める。

本橋仁

本橋仁キュレーター

金沢21世紀美術館キュレーター、奈良文化財研究所客員研究員、総合地球環境学研究所客員准教授。博士(工学)。専門は建築史。文化資源の再文脈化を促す問いの場としての展示空間と、その建築的役割の再評価に向けたキュラトリアルな実践を目指し諸々の活動をしている。

根来美和
撮影:Suchart Wannaset

根来美和キュレーター

現代美術と建築分野を横断し、展覧会企画、研究、制作運営、編集翻訳活動を行う。早稲田大学創造理工学研究科建築学修士課程修了、チューリッヒ芸術大学キュレーティング修士課程修了。近年の寄稿に、連載「改めて、ジェンダーから建築を考える」(建築討論、2023年)、『建築をあたらしくする言葉』(TOTO 出版、2024年)など。

横山いくこ
撮影:Zaref Khan

横山いくこシニアキュレーター、デザイン&建築部門統括 / M+ 香港

スウェーデン国立芸術工芸デザイン大学の展示主任、デザインとクラフトのリサーチ&プロダクションを行うNPO「Editions in Craft」主宰などを経て、2016年から香港に在住し、M+の立ち上げ、コレクション形成に関わる。デザイン、クラフト、建築、アートの学際的アプローチを方針にしている。ICAM国際建築美術館連盟共同プレジデント、文化庁文化審議会専門委員、国立アートリサーチセンター専門委員。

参加方法(料金等)

2026年度 講座情報 トップページをご確認ください。

申込案内

2026年度 講座情報 トップページをご確認ください。