アートと社会をつなぐ基礎講座
アートワーカーとしての活動を支えるための基礎講座シリーズです。ファンドレイジング、マーケティング・広報、プロジェクトマネジメントといった、活動を継続的に運営していくための実践的スキルに加え、気候変動、現代史、マイノリティなど、創作の背景になることも多い社会的テーマについても学びます。実践力と批評的視点の両方を養い、アートワーカーとしての活動の土台を築くことを目指す講座です。
企画/メンター:山本麻友美(CP Lab. ディレクター)
京都芸術センターで若手芸術家支援や国際共同事業に携わる。同副館長、京都市文化政策コーディネーター等を経て現職。異なる立場をつなぎ、調整しながら、新たなプロジェクトを形にすることを大切にしている。
講座内容
講師|藤原辰史(京都大学人文科学研究所教授)
開催日|2026年11月17日(火)18:30-20:30
会場|京都芸術センター ミーティングルーム2
食と農を起点に現代史を読み解きます。社会の変化を歴史から捉え、これからの文化芸術や創造を考える視点を養います。
(左)(上)WE ARE THE HOUSE 縁食堂 photo by NPO ANEWAL Gallery
(右)(下)ヴェトナム戦争 解放戦線の兵士への聞き取り
講師|若林朋子(プロジェクト・コーディネーター)
開催日|2026年12月10日(木)18:30-20:30
会場|京都芸術センター フリースペース
何においても欠かせない「お金」。助成制度や寄付、企業メセナの仕組みを理解し、文化活動を支えるファンドレイジングの基礎を学ぶ講座。持続可能な資金循環のあり方を考えます。
講師|ロジャー・マクドナルド(アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]キュレーター、美術史家)
開催日|2027年1月21日(木)18:30-20:30
会場|京都芸術センター ミーティングルーム2
気候変動を文化芸術の視点から捉え直し、創造のあり方や社会との関係を考えます。国内外の実践を通して、持続可能な未来に向けた協働の可能性を探ります。
(左)(上)テート・モダン元館長 フランシス・モリスとのアートと気候アクションについてのインタビューの様子(2025年)
(右)(下)フェンバーガーハウスでのディープルッキング(2017年)
講師|橋本昇(PMスペシャリスト/京都情報大学院大学 未来環境ラボ)
開催日|2027年1月28日(木)18:30-20:30
会場|京都芸術センター ミーティングルーム2
企業でのプロジェクトマネジメントを通して、成功・失敗を分ける本質を学びます。文化芸術との違いや共通点を理解し、実践に活かす視点を身につけます。
講師|ほんまなほ(大阪大学COデザインセンター教授)
開催日|2027年2月12日(金)18:30-20:30
会場|京都芸術センター ミーティングルーム2
マイノリティを属性や立場ではなく、社会や文化の変化を考えるためのキー概念として捉えます。「対応」や「配慮」を超え、多様な人と創造する視点を探ります。
(左)(上)大阪大学COデザインセンター開講科目「対話術」にて受講生が対話を学んでいる様子
(右)(下)大阪市西成区「釜ヶ崎」に住む高齢の人たちとの共演
講師|福島京(広報マネージャー/京都芸術センター)
開催日|2027年2月14日(日)10:30-12:00
会場|京都芸術センター 講堂
広報=集客だと思っていませんか。広報・PRの役割を深く理解し、活動の価値を伝え、共感や応援者との関係を育むための考え方を学びます。
(左)(上)「京都芸術センター ワークショップ キャラバン」スターバックス カフェ & アートギャラリー 京都BAL 編
(右)(下)「京都芸術センター 事業説明会・交流会」
講師紹介
藤原辰史京都大学人文科学研究所教授
1976年、北海道生まれ、島根県育ち。京都大学人文科学研究所助手、東京大学農学生命科学研究科講師を経て、京都大人文科学研究所教授。20世紀の食と農の歴史や思想を研究。著書に『ナチスのキッチン』『分解の哲学』『歴史の屑拾い』『生類の思想』など。
若林朋子プロジェクト・コーディネーター
1999年~2013年企業メセナ協議会プログラム・オフィサー。企業が行う文化活動の推進と芸術創造環境の整備に従事(メセナアプローチ講座、助成事業、震災復興支援ファンド他)。2013年フリー。助成プログラムの開発や選考、NPOの会計監査、助成金講座等、一貫して「民から民へのお金の循環づくり」に携わる。
ロジャー・マクドナルドアーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]キュレーター、美術史家
1971年東京生まれ。イギリスで神秘宗教学を学んだのち、現代美術史の博士号を取得。横浜トリエンナーレ2001でアシスタントキュレーター、シンガポールビエンナーレ2006ではキュレーターを務める。アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]創設メンバー。2013年に長野県佐久市にアートと生活が交差する実験的な場「フェンバーガーハウス」を創設。2022年に著書『DEEP LOOKING』を刊行。2023年より多津衛民藝館館長。2024年にAITにて、アートセクターにおける気候アクション推進のコレクティブ「ACCJ」を立ち上げる。
橋本昇PMスペシャリスト/京都情報大学院大学 未来環境ラボ
PMAJ認定PMスペシャリスト。BIPROGY株式会社等で数百万~数百億円規模のプロジェクトを多数経験。成功と大失敗の修羅場を経て、「大きなプロジェクトと小さなプロジェクトの失敗理由は驚くほど同じ」という本質にたどり着く。リアルな経験談を交え、現場で即役立つPMの本質を伝えます。
ほんまなほ大阪大学COデザインセンター教授
対話、こどもの哲学、哲学プラクティス、フェミニズム哲学、マイノリティ・スタディーズの実践と研究、さまざまなひとびとが参加することば・おと・からだによる表現活動をおこなう。著書『ドキュメント臨床哲学』、『哲学カフェのつくりかた』『こどものてつがく』(共編著)ほか、『受容と回復のアート』など、アートミーツケア叢書を監修。
福島京広報マネージャー/京都芸術センター
1985年宇治市生まれ。学生時代に国際関係学を学ぶなかで、社会課題への関心や共感を広げることに興味を持ち、PRの道へ。総合PR会社や途上国発ファッションブランドで、企業広報やサステナビリティ領域を中心に、PR戦略の策定・実行に携わる。2025年12月に京都へ戻り、現在は京都芸術センターで広報を担当。日本PR協会認定PRプランナー。
参加方法(料金等)
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申込案内
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