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Craft Ecosystem Studies
工芸の生態系を学ぶ

工芸は、ものづくりの枠を超え、自然、地域、産業、文化、人をつなぐ営みです。本講座では、領域を横断しながら工芸の新たな価値を社会に実装してきた実践者たちから、リサーチ、協働、キュレーションの視点を学び、さらに、産地や地域に根ざした実践を通して、多様な領域をつなぎ、新たな関係性や価値を生み出す方法を探ります。工芸の生態系を理解し、人と人、文化と社会をつなぐ次世代の実践者を育む連続講座です。

工芸

企画/メンター:山崎伸吾(工芸ディレクター、山山 主宰)

京都を拠点に、多様な人たちと協働し分野を横断したプロジェクトを手がける。自然資源を活用した仕組みと地域に根ざしたものづくりに強い関心を持ち、工芸と社会を接続させるための企画を行っている。

講座内容

第1回:温泉津とマラケシュ、里山と工芸が地域と世界を繋ぐ

講師|小林新也(アーティスト/デザイナー)

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開催日|2026年10⽉15⽇(木)18:30-20:00

会場|京都芸術センター ミーティングルーム2

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日本の工芸や風土が持つ価値を世界へ発信する取り組みを紹介しながら、アーティストとしての活動、海外クリエイターやラグジュアリーブランドとの協働などを通して地域から生まれる新たな創造の可能性について考えます。

MUJUN Workshop Yunotsu(島根県大田市)における製材指導の様子 モロッコを拠点とするアーティスト、エリック・ヴァン・ホーヴとの協働により、異なる土地の職人技を掛け合わせて制作した包丁

(左)(上)MUJUN Workshop Yunotsu(島根県大田市)における製材指導の様子

(右)(下)モロッコを拠点とするアーティスト、エリック・ヴァン・ホーヴとの協働により、異なる土地の職人技を掛け合わせて制作した包丁

第2回:テキスタイル産業は、どこへ進化していくのか

講師|宮浦晋哉(株式会社糸編 代表取締役)

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開催日|2026年10⽉29⽇(木)18:30-20:00

会場|京都芸術センター フリースペース

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全国の繊維産地の多様なものづくりについての事例をもとに、工芸から産業へと広がるテキスタイルの可能性と、デザインを起点に未来の価値を創出するための視点を探ります。

染色工場でフィールドワーク TEXTILE JAPAN 2021AW

(左)(上)染色工場でフィールドワーク

(右)(下)TEXTILE JAPAN 2021AW

第3回:工芸が、自然と人をつなぎ、循環を生み出す

講師|堤卓也(株式会社堤淺吉漆店 代表取締役)

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開催日|2026年11⽉12⽇(木)18:30-20:00

会場|京都芸術センター ミーティングルーム2

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自然資源である漆と工芸を結び直す実践ををもとに、素材を使うだけでなく育て、受け継ぎ、新たな文化を生む「循環的創造」の視点から、工芸が未来に果たす役割と可能性を探ります。

漆板|siita Wooden Surfboard with Urushi バリ島Bambu Indahでの漆、草木染め、刃物など自然素材を用いた作品の展示会の様子

(左)(上)漆板|siita Wooden Surfboard with Urushi

(右)(下)バリ島Bambu Indahでの漆、草木染め、刃物など自然素材を用いた作品の展示会の様子

第4回:布の根をたどり、産地を耕す

講師|高須賀活良(アーティスト/ハタオリマチのハタ印総合ディレクター)

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開催日|2026年11⽉26⽇(木)18:30-20:00

会場|京都芸術センター ミーティングルーム2

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アーティストとして、古代布をはじめとする「テキスト以前のメディア」テキスタイルに着目し、素材や技術を通して、土地と人間の関係を紐解く制作を続ける高須賀活良氏。同時に、山梨県の織物産地を拠点とする「ハタオリマチのハタ印」の総合ディレクターとして、産地の歴史や技術を伝え、新たな人や仕事、ものづくりの関係を育んでいます。本講座では、作家とディレクターとしての二つの実践を紹介しながら、表現と産業、古代と未来を往復し、布を通して土地と人間の関係を捉え直す視点を探ります。

徳島に伝わる、コウゾから作られる古代布「太布」のリサーチ 「SAIBAIMAN」木や草の繊維を使って制作した作品(撮影:高須賀活良)

(左)(上)徳島に伝わる、コウゾから作られる古代布「太布」のリサーチ

(右)(下)「SAIBAIMAN」木や草の繊維を使って制作した作品(撮影:高須賀活良)

第5回:創造的産地の生態系が生み出す、人とものづくりの新たな関係

講師|新山直広(TSUGI代表/SOE副理事/デザインディレクター)

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開催日|2026年12⽉3⽇(木)18:30-20:00

会場|京都芸術センター ミーティングルーム2

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デザインを起点に工芸・産業・観光を横断し、地域に新たな価値と関係性を生み出すプロセスを紐解き、産地の未来を切り拓くのは、職人だけでもデザイナーだけでもない。「じゃない人材」が果たす役割と可能性について考えます。

越前鯖江エリアで開催しているオープンファクトリーイベント「RENEW」撮影:TOMART:Photo Works 福井県の伝統工芸品を現代のライフスタイルに合わせてアップデートしていくことをコンセプトとしたプロジェクト「F-TRAD」

(左)(上)越前鯖江エリアで開催しているオープンファクトリーイベント「RENEW」 撮影:TOMART:Photo Works

(右)(下)福井県の伝統工芸品を現代のライフスタイルに合わせてアップデートしていくことをコンセプトとしたプロジェクト「F-TRAD」

第6回:福祉と工芸をひらいて混ぜる、その実践と歩み Cross Jam

講師|NEW TRADITIONAL 森下静香・藤井克英

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開催日|2027年2月13日(土)15:00-16:30

会場|京都芸術センター 講堂

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福祉と工芸の協働から生まれるものづくりや人材育成、地域との関係づくりなどの多様な実践を紹介しながら、「これからの伝統とは何か」を問い直し、誰もが関わることのできる創造の場としての工芸の未来を考えます。

Fukushi toys コッパン人形 NEW TRADITIONAL つくることの喜びにふれる二日間

(左)(上)Fukushi toys コッパン人形

(右)(下)NEW TRADITIONAL つくることの喜びにふれる二日間

講師紹介

小林新也

小林新也アーティスト/デザイナー

1987年兵庫県生まれ。兵庫県、島根県を拠点に活動。自然素材を用いた造形作品の制作を通して、工芸文化の再生・更新・再解釈に取り組む。失われつつある価値との再接続をテーマに作品を発表しながら、文化資産の掘り起こしや次世代への継承を活動の軸としている。海外の職人との交流や対話を通じて、異なる工芸文化をつなぐ実践にも取り組む。

宮浦晋哉

宮浦晋哉株式会社糸編 代表取締役

1987年千葉県生まれ。大学卒業後にキュレーターとして全国の繊維産地を回り始める。2013年東京・月島でコミュニティスペース「セコリ荘」を開設。2016年名古屋芸術大学特別客員教授。創業から年間200以上の工場を訪れながら、学校や媒体や空間を通じて繊維産地の魅力の発信し、繋げている。2017年に株式会社糸編を設立。主な著書は『Secori Book』(2013年) 『FASHION∞TEXTILE』(2017年)

堤卓也

堤卓也株式会社堤淺吉漆店 代表取締役

1909年創業の京都の老舗漆精製業者の四代目。北海道大学農学部卒業後、海外での生活や異業種での経験を経て2004年に家業へ。国宝・重要文化財の修復から現代の工芸・デザインまで幅広く活用される漆の精製・開発に携わる。「漆と美しい地球を次の世代へつなぐ」を理念に掲げ、ウルシ植栽や「工藝の森」、教育事業「うるしのいっぽ」、体験・発信拠点「Und.」の運営などを通じて、自然資源を育み、その恵みをものづくりへとつなぐ創造的循環を実践する。さらに、アートやデザイン、サーフカルチャーなど異分野との協働を通じて、漆を現代社会へひらき、次世代へ受け継ぐ新たな文化の創出を国内外で推進している。

高須賀活良

高須賀活良アーティスト/ハタオリマチのハタ印総合ディレクター

1986年生まれ。東京造形大学でテキスタイルデザインを学ぶ。日本各地を旅し、その土地にある素材にインスピレーションを受け作品を制作。モノづくりの始まりは「土」からであるというコンセプトのもと、原始布の研究。2011年修士号取得。アーティストとして国内外で作品の発表の他、織物産地でのテキスタイルデザイン、ファクトリーブランドの立ち上げ、アートディレクターとして活動。2016年「ハタオリマチのハタ印」総合ディレクターに任命。

新山直広

新山直広TSUGI代表/SOE副理事/デザインディレクター

1985年大阪府生まれ。京都精華大学建築分野卒業。2009年福井県鯖江市に移住。鯖江市役所を経て2015年にTSUGI LLC.を設立。インタウンデザイナーの提唱者として、産業観光イベント「RENEW」、福井の土産店「SAVA!STORE」など、産業/地域/観光といった領域を横断しながら創造的な地域づくりを行っている。2022年に観光まちづくり会社SOEを設立。2023年には地域とデザインを探究する「LIVE DESIGN School」を仲間たちと開校。グッドデザイン賞特別賞、国土交通省地域づくり表彰最高賞など受賞多数。著書に、坂本大祐との共著「おもしろい地域には、おもしろいデザイナーがいる」(学芸出版)がある。

NEW TRADITIONAL 森下静香・藤井克英

NEW TRADITIONAL 森下静香・藤井克英

奈良を拠点に活動する一般財団法人たんぽぽの家・社会福祉法人わたぼうしの会 Good Job!センター香芝による、福祉と伝統工芸をつなぐプロジェクト。障害のある人や職人、デザイナーらが協働し、人と人、地域、暮らしを結び直す営みとして工芸を捉え、「新しい伝統」を育む実践を全国で展開している。

参加方法(料金等)

2026年度 講座情報 トップページをご確認ください。

申込案内

2026年度 講座情報 トップページをご確認ください。