誰かと何かをつくること
──メディア芸術の現場から
メディア芸術は、多様な技術や表現、専門性が交差し、様々な人々との協働によって生み出される領域です。本講座では、アーティスト、キュレーター、プロデューサー、編集者、リサーチャー、テクニカルディレクターなど第一線で活躍する実践者から、異分野が交わる現場やプロジェクトの進め方を学びます。メディア芸術を支える専門性を理解し、新たな価値を生み出す実践的な視点を養います。
企画/メンター:山本麻友美(CP Lab. ディレクター)
京都芸術センターで若手芸術家支援や国際共同事業に携わる。同副館長、京都市文化政策コーディネーター等を経て現職。異なる立場をつなぎ、調整しながら、新たなプロジェクトを形にすることを大切にしている。
講座内容
講師|岡村恵子(キュレーター/東京都現代美術館)
開催日|2026年10月22日(木)18:30-20:30
会場|京都芸術センター ミーティングルーム2
芸術を社会へひらくキュレーションとは何か。展覧会づくりや作品、アーティストとの向き合い方を通して、キュレーターの役割と実践を学びます。
(左)(上)「笹本晃 ラボラトリー」(東京都現代美術館、2025年)展示風景 撮影:白井晴幸/©Aki Sasamoto. Courtesy of Take Ninagawa, Tokyo.
(右)(下)「山城知佳子 リフレーミング」(東京都写真美術館、2021年)展示風景 撮影:井上佐由紀/©Chikako Yamashiro. Courtesy of Yumiko Chiba Associates, Tokyo.
講師|松田広子(映画プロデューサー/オフィス・シロウズ)
開催日|2026年11月12日(木)18:30-20:30
会場|京都芸術センター 大広間
映画制作の現場を題材に、アーティストやクリエイターに寄り添いながら、多様なスタッフを束ね、お金とスケジュールを管理し、作品を実現するプロデューサーの仕事を学びます。
(左)(上)『急に具合が悪くなる』 © 2026 Cinéfrance Studios – Arte France Cinéma – Office Shirous – Bitters End – Heimatfilm – Tarantula – Gapbusters – Same Player – Soudain JPN Partners
(右)(下)『岸辺の旅』 ©「岸辺の旅」製作委員会/COMME DES CINEMAS
講師|小谷知也(『WIRED』日本版 エディター・アット・ラージ )
開催日|2026年11月13日(金)18:30-20:30
会場|京都芸術センター ミーティングルーム2
編集やSFプロトタイピングの視点から、未来を構想し、多様な専門家をつなぎながら社会との接点を生み出す方法を考えます。
『WIRED』のYouTubeチャンネル「Tech Support」でSFプロトタイピングを解説
講師|ラナ・シナパヤ、柏康二郎(ソニーコンピュータサイエンス研究所)
開催日|2026年11月19日(木)18:30-20:30
会場|京都芸術センター ミーティングルーム2
共同研究やアーティストとのコラボレーションの成功例・失敗例をもとに、異分野協働の進め方やプロジェクトデザイン、創造を生み出す実践知を学びます。
(左)(上)ソニーコンピュータサイエンス研究所 拡張茶室「寂隠」と AIデザインによる西陣織
(右)(下)「EIGen (Evolutionary Illusion Generator)」アルゴリズムで生成された錯視画像
講師|遠藤豊(有限会社ルフトツーク代表/アートディレクター、テクニカルディレクター、プロデューサー)
開催日|2026年12月17日(木)18:30-20:30
会場|京都芸術センター ミーティングルーム2
アートディレクター、テクニカルディレクターとして多様なメディア芸術プロジェクトを支えてきた実践を紹介。アーティストとの協働や出会い、海外での活動を通して、表現を支える仕事を学びます。
(左)(上)アーツ前橋 向井山朋子「Act of Fire」展から Photo by Shinya Kigure
(右)(下)TENNOZ ART WEEK 2024「触れてなどいない」展示風景 Photo by Takanori Tsukiji
講師|荒木優光(アーティスト、音楽家、サウンドデザイナー)
開催日|2027年2月14日(日)13:00-17:00
会場|京都芸術センター 講堂
実現の可否にとらわれず、「いたずら」を自由に発想し、参加者同士で語り合うワークショップ。制約を超える思考から、新たな創造の視点を育みます。
(左)(上)サウンドトラックフォーミッドナイト屯 KYOTO EXPERIMENT 2021 AUTUMN ©Yoshikazu inoue
(右)(下)Voice “Prompts for Endless Dialogue 3,September,2025”
講師紹介
岡村恵子キュレーター/東京都現代美術館
東京都写真美術館で「フィオナ・タン まなざしの詩学」、「山城知佳子 リフレーミング」、東京都現代美術館で「MOTアニュアル2000低温火傷」、「笹本晃 ラボラトリー」などの企画を手掛ける。2009年「恵比寿映像祭」の創設を担い、第13回までディレクター/キュレーターとして毎年、領域横断的に数多くの作家・作品を紹介。
松田広子映画プロデューサー/オフィス・シロウズ
雑誌編集者を経て、映画美学校の立ち上げ及び講師と学生のコラボ作品を手がけた後、オフィス・シロウズにて黒沢清監督『岸辺の旅』(15/カンヌ国際映画祭ある視点部門 監督賞)、『PARKSパークス』(17/瀬田なつき監督)、『教誨師』(19/佐向大監督)などをプロデュース。最新作は濱口竜介監督『急に具合が悪くなる』(26/カンヌ国際映画祭 最優秀女優賞)。
小谷知也『WIRED』日本版 エディター・アット・ラージ
中央大学法学部政治学科卒業後、主婦と生活社を経て『エスクァイア日本版』シニアエディターを務めたのち、2009年に独立。『BRUTUS』『GQ JAPAN』等のライフスタイル誌で編集・執筆に携わる一方、『WIRED』日本版に11年の立ち上げから参画。18年、『WIRED』副編集長に就任。20年、「WIRED Sci-Fiプロトタイピング研究所」所長就任。23年より現職。
ラナ・シナパヤ、柏康二郎ソニーコンピュータサイエンス研究所
ラナ・シナパヤ:ソニーコンピュータサイエンス研究所 研究員/基礎生物学研究所 特任准教授。2015年東北大学大学院修士課程修了、仏INSA卒業。2018年東京大学博士課程修了。同年よりソニーコンピュータサイエンス研究所研究員。人工生命・人工知能を専門とし、認知アルゴリズムを実世界のアプリケーションに利用することにより、生物の知能の理解を目指す。
柏康二郎:ソニーコンピュータサイエンス研究所 研究推進・アウトリーチオフィス ゼネラルマネジャー。社外連携のハブとして研究成果の社会還元を推進する。2020年に設立された京都拠点の立ち上げに携わったことをきっかけに、京都では工芸・文化の担い手たちと新たな価値の創出に取り組む。
遠藤豊有限会社ルフトツーク代表/アートディレクター、テクニカルディレクター、プロデューサー
舞台芸術から派⽣し、⾳楽、映像、デザイン、テクノロジーほか領域を問わず関係性を構築する。2005 年有限会社ルフトツークを東京に、2012 年LUFTZUG EUROPE、2019 年Lugtje をアムステルダムに設⽴。曖昧なメディアの媒介としての役割を確⽴しようと活動を広め、⼈と感覚の交流、感覚の遍在化を⽬指し国内外で積極的に活動する。2020 年nanzo inc.を設⽴、共同代表として「などや」プロジェクトを開始。2021 年NPO 法⼈すてきなまち・⾚岡プロジェクト理事に就任する。
荒木優光アーティスト、音楽家、サウンドデザイナー
音楽を活動の主体としながらもその周縁に立つことを起点として、聴くことの創造性をユーモラスに追求し、文脈や効用の再考を促す。独自の解釈とプロセスによってシアターピースやインスタレーション、パフォーマンス、ツアー、音源など多岐にわたる形態で発表する。近作に『ノー・ボンチ(ファストリサーチスクラッピング)』(KYOTO EXPERIMENT 2025)、『Voice “Prompts for Endless Dialogue 3,September,2025”』(MMCAソウル)など。 音楽グループNEW MANUKEのメンバーでもある。
参加方法(料金等)
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申込案内
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